50の手習い ジャズサックスに挑む!

若い頃にやっていたジャズサックスに再度挑戦しています。

サックスのアンブシュアは、「う」なのか、「え」なのか、「お」なのか?

サックスのアンブシュアは何がベストなのか、それを探し続ける日々です。先生について学んでいない身分ですので自分で見つけていくしかなく、それが迷いを生んでいるのは事実ですが、その探索の過程を楽しんでいるというのもまた真実です。まあ、カッコつけですがw

「う」の説を採用、「あ」と「え」は補助的役割?

強く噛んではいけない、唇を締めすぎてもいけないというのはだいたいの識者が共通して言っていることかなと思います。そこからジャズ向け、クラシック向けのアンブシュアに派生していきますが、いずれにしてもそれぞれの適度な締め方というのがあるというのは間違いなさそうです。

それでその締める際に唇をどのようにするのかというのが目下の最大の疑問でありますが、なんとなく「う」を意識しつつというところに行き着いています。できるだけマウスピース全体を包み込んで均等に力がかかるようにするという形ですね。まあ、それが正解だよという話かもしれませんが、自分で探しているという立場ですので、いまのところはそこに行き着いているという表現にしておきます。

かつて、「あ」の口から「え」にして「う」でくわえるみたいな動画を見たことがありますが、今はそれに近いようなことをしているのかなと自分では思っています。具体的にどういうことかというと、「う」でくわえるのはアンブシュアの見た目の形としてはそれでよいとして、一旦、「え」を意識するというのは口の中の形を意識するということだと理解しています。別の記事でも紹介したデビット・リーブマン氏の教則本には舌の位置について触れられている箇所があります。これによると、英単語の「eat」の発音を意識するとちょうど舌が口の中の上下位置で中間点にくるとのことです。この位置にすると、ちょうど息の通り道ができてマウスピースへの息の流れが妨げられないようです。

「eat」は日本語で書いてしまうと「イート」ですが、実際の英語の発音では日本語の「い」ではなく、「え」の方に近いのかなと思います。これは学生時代にそのように習ったと記憶しておりますので、そう理解すると辻褄があいます。よって、「え」で口の中、とりわけ舌の位置をいいところに配置できるわけです。

「あ」は一旦、口の中の状態をリセットするという意味以上のものはないと思っていますが、「え」と「う」を意識しながらというのは、実際に吹いてみても何となくしっくりくる気がします。

他の2つ、「い」と「お」はどこにいった?

これもまた素人考えではありますが、「い」と「お」は下記の記事に書いたとおり、低音と高音を吹くときのイメージなのかなと思っています。

なんとなく分かったつもり?サックスの音の出し方 その2 - 50の手習い ジャズサックスに挑む!

実際の発声時に高音は「い」、低音は「お」を意識しながら出すと出しやすいというのはそのままサックス演奏にも適用でき、そのイメージを形成するためのものという次第です。

こんなことを書いている途中にネットを探索してみるとまたまたいろんな情報があふれ出てきます。そんな情報の取捨をしつつ、冒頭にも書いたとおり、引き続きの模索は覚悟しながらその過程を楽しめればと思う次第です。