50の手習い ジャズサックスに挑む!

若い頃にやっていたジャズサックスに再度挑戦しています。

【序章その3】教則本を買う

とにかく、ブランクが長すぎて何もかも忘れてしまっていたので、1から始めるよりほかなかったのですが、ネットにいろんな有用な情報が転がっているのみならず、教則本の類いも昔とは比べものにならないくらいに揃っているなというのが第一印象でした。昔は楽器店や大きな本屋に行かないとその手の本は入手できなかったということもあり、今のようにネットで接点があるということではなかったゆえの種類が少ないという印象だったのかもしれませんが、それにしてもいまは多くの本がある印象です。そこで、まずはいくつか揃えてみることにしました。

まずは手当たり次第

いろいろ考えるよりはまず買ってみるということを優先しました。ひととおりネットで情報を集めてから、いくつかポンポンと買ってみました。結果からいうと、後々まで使っている本がその中にほとんどありませんので、言い方が悪いですがハズレをいくつか引いたということになりますね。

ただ、今から思えば、変に学生時代のショボい知識があるということを前提にして考えていたため、演奏再開時の状態、つまり意外に何も頭に残っていない状態とのギャップがあったのかもしれません。本来的にはもっと基礎的な本から入らなければならなかったのかもしれず、結果的に2年以上たった今では基礎に一度立ち返ってから出直してますので、当初の状態の見極めがそもそも違っていた、そういうことなのかなと思います。

例えば、当時買った本の中で今でも使っているものがありますが、これはジャズのアドリブのためのフレーズ練習のもので、けっこうメジャーな教則本だと思います。今は何となくそれをやる意味みたいなものが分かってきたような気もしますが、当初は同じフレーズを12コード分マスターすることの意味がよく分からなかったし、正直、退屈に思ってました。ただ、ある程度練習を重ねてきて実際のアドリブどうするの段階になって、ああなるほど、こういうことが言いたかったのねと見えてきている部分もあったりします。この辺は先生についてやっている人の方が効率的にできているのではないかと思います。

もちろん、当たりの本もある

最初に買った本が全部ハズレということではなく、上述のフレーズ練習の本以外に、デビッド・リーブマン氏の『サクソフォーン上達法』という本は当たりの部類に入ります。

 

 

これもネットで仕入れた情報で非常に役立つとの話でしたので買ってみましたが、これは初期の頃に演奏そのものを固めていくという点でかなり役立ちました。そんなに厚い本ではないですし、最低限のことしか書いていませんが、音の出し方について体系的に学んだことがない身としてはこれは救世主的な本でした。最終的にはこれを見ながらの試行錯誤で身につけていったと思うので、練習そのものが多きを占めていたのは間違いないですが、この本との出会いでいろいろ前進したのではないかと思います。

練習のための本については、次回でも記録してみたいと思います。