50の手習い ジャズサックスに挑む!

若い頃にやっていたジャズサックスに再度挑戦しています。

楽器のメンテナンス その2【無事帰還】

今までいろいろとビビっていて出していなかった楽器のメンテナンスですが、エイヤーでオーバーホールに出してみました。その愛器が戻ってまいりました。まだ、一旦、軽く吹いた時点での感想となりますが、記録してみたいと思います。

完全に別物!これはエイヤーが正解

結論から言うと、出して良かったですw

総額でいうと見積もり時よりも若干安くなったとは言え、12万円超。楽器店の人が言ってた、管楽器のオーバーホールとなると相当かかるので大変ですよね、はまさにそのとおり。しかし、それでいい状態で戻るのであればその費用も納得となるはず。そして大いに納得しました。

まずは、出にくくなっていた音域が楽に出るようになりました。もちろん、通常運指での最高音であるF#や最低音であるB♭あたりはちゃんと吹かないと出ませんが、中音域で音の出方がガチャガチャになっていたところはこれまた見事に吹きやすくなってました。定期的メンテナンスでこれくらいの状態は維持しておけよということなんでしょうけどね。

また、家で試したのでまだそれなりの音量でのお試しはできていませんが、高音域での吹き込み時にけっこう抵抗感が出てました。今まではスカスカというか、自分で抵抗感出して吹くみたいな感じだったと思うのですが、最初から適度な抵抗感があるような気がします。なにぶん、その辺のことをあまり詳しくはないので、これが調整の結果であれば感心ものですね。まあ、ちゃんとメンテしておけよということなんでしょうけども。

今回は全タンポ交換でしたので、古いタンポや折れてしまっていたU字管の部分を止めていたネジも同時に返却されましたが、これは歴史を感じましたね。ここまで放置していたのは楽器に対して申し訳なかったですし、古い部品にはこれまでありがとうという思いです。というわけで、ちゃんとジャズ理論を勉強して、練習もしっかりやらねば!

ちょっと分かりにくいですが、タンポは全て新調されてます。

ネックコルクも張替。実際にはネックは傷だらけですが、写真では誤魔化されてます。

古いタンポ。左から左手パームキーのどこか、左手の指のどこか、ベル付近の低音のところのどこか。これはパームキーのところが一番ウェットになるところだと思うので、それを反映しての結果がこれですかね。

新しいタンポは楽器に吸い付く感じですね。まだベタベタしているというか、ピタッとくっついているイメージです。もっとも古い方は30年以上が経過していて完全に潤いをなくしているというかw しかしブランクがあるとは言え、一緒の時間を過ごしてきたパートナーですから、若返らせることができて何よりです。

一方でしょーもない悩みも生まれたりして

詳細はどこかでスタジオの時間を取って、そこで試してからということになりますが、上述のとおり、抵抗感などが今までと全然違うため、それにあわせた吹き方をしていかないとダメかもしれません。逆に言うと、今までは対症療法的に悪い状態の楽器にあわせて吹き方も悪い状態であった可能性も高く、正しい吹き方を身につける必要があるということかなと思います。その辺が新たな悩みになるかもしれません。まあ、ちゃんとメンテしておけばこんな悩みも生まれないでしょうから、自業自得ですが。

この辺の動きはどうなるのかはこの週末にスタジオを予約してましたので、そこでじっくりと試してみようと思います。